20年ほど前
90年代後半から10年ほど
当時の若い人たちの間で古着ブームがあった
その当時をわりと
リアルで知る私として、昨今の古着ブームとの
違いをみていきたい
2000年前後の古着ブーム
これは、古着・中古であるために
安く買える
お金のない若者が、お金がないなりに
オシャレをするために起きたブーム
そのため当時の古着屋は
割と安価の古着が多かった
さて・・昨今も古着ブームと言われているが
最近の古着ブーム・・
これは、ヴィンテージ商品に特化していると言える
なので、古着屋に行くとわかるが
Tシャツが1着8000円したりする
昔の古着ブームのときもヴィンテージは
扱ってはいたが
あまり注目されておらず
安くて、いいものを買うというものだった
では、なぜこのように変わったのか?
いまは、安い古着は・・
リサイクル・リユースショップ
言うなれば
トレジャーファクトリー
オフハウス
など
こういった大手が参入してきたため
昔のような安い古着を扱う店では
負けてしまうため
古着屋側が
差別化するために
ヴィンテージを扱うようになったのでは?
と私はみている
実際、昔の古着ブームのときには
リサイクル・リユースの大手企業はなく
リサイクルショップというものは
店の前に雑然と商品をおいてあったり
よくわからない商品が、カゴの中に山になっていたり
店主に商品について、質問をしても
あやふやな回答をされたりと
結構、いい加減な感じに営業していた店というのが・・私の印象である
(いまでもあるかな・・)
古本業界にブックオフが参入したように
リサイクル・リユース業界に大手が登場
その影響は、古着業界にも及んだ
さらにブーム終了というのもある
どのタイミングで古着ブームが終わったか
ハッキリとはわからないが
2010年前後には
昔の古着ブームは終わったようにみえる
そして・・お金のない若者にとっての救世主
ファストファッションの登場
安く、トレンドを取り入れたファストファッションは
お金のない若者の心を掴んだ
新品でこの価格なら新品でいい
さらにトレンドも取り入れているならなおさらである
わざわざ誰が着たか、わからない
ヨレヨレの服を買う必要はない
そういったなか
価値のある古着
究極の1点物
それを扱うことで
生き残った古着屋が注目され
昨今のヴィンテージを扱う
古着ブームを生み出したのでは??と
私は見ている
でも、マジボロいTシャツが
かなりの額することには、個人的には
興味がわかない
やはり、古着とは安く買うもの
この考えをアップデートできないでいるのは
若者でなくなってしまったからだろうか??
ちょっと、古着屋めぐりでもしてくるかな